イブの交配ドキュメント

交配前夜
2000年のお正月、1月3日 出血を確認。(スキーからは帰ってきてました。)
ブリーダーさんには、今度ヒートが来たら、交配したいと以前からお願いしてあったので、すぐに電話をかけました。
すると、ヒートが始まってから、10日目くらいにスメア検査を獣医さんで受けるように指示されました。
スメア検査とはおりものの細胞検査のことで、顕微鏡で細胞の形を調べるものです。
排卵直前になると、細胞が、スメア化(通常細胞の中にある核が消える現象)するのを利用して排卵日を予測するようです。

第1回交配
1月13日朝に獣医さんで検査してもらったら、
「きれいに核がぬけてるから、今日交配したらうまくいくよ。」
と、突然のご託宣。
驚いて、すぐブリーダーさんに電話したところ、お相手に選んでくれていた別のブリーダーさんのO.K.を取ってくれ、交配することになりました。
昼ご飯をかきこんで(これは私一人です)、愛車のエスティマにイブを乗せて、一路岡山にむけ、高速をぶっとばしました。
この日の夕方、イブの親元のブリーダーさんと共に、岡山のブリーダーさん宅に到着。
移動ホテルと名付けられた、ライトバンの荷物室にケディー君と乗せられました。
イブは口を縛られ(ほえたり、かんだりするとオスがやる気をなくすから)、リードで窓の桟にくくられました(イブの母親は脱走したらしい)。
いやがるイブは、人間の大人3人にしっかり身動きを封じられ、ケディー君と交配。
ケディー君はいやがるイブをものともせずマウントするものの、なかなかかからず、何回目かのマウントでかかり、
人間が手をはなすと、2匹はお尻をくっつけた状態でした。しばらくそのままで、10分ほどして、自然に離れ、交配終了。
この日からイブを親元のブリーダーさんで預かってもらい、1日間をあけて15日に交配、その夜に引き取りに行く段取りでした。
が、そのままつれて帰ってしまいました。単に、飼い主が寂しがったためです。(あ、私か)

第2回交配
1月15日、再び岡山へ。この日はイブの親元のブリーダーさんは夫婦で来てくださいました。
この日も移動ホテルに乗り込み、イブが大人3人に押さえ込まれてケディー君が頑張るパターンでしたが、イブに異変が!!
この日は前回に増してイブがいやがっていましたが、途中で押さえていたブリーダーさんが、イブの力が抜けたことに気づきました。
ケディー君にちょっと待ってもらってイブをみると、な、なんと息をしてない!!
すぐにブリーダーさんが、床にイブを数回落として覚醒させてくれました。
もうろうとした意識の中で、「お手」をするイブが可哀想でもあり、「お手」が出来るから一安心と、思ったりすごく複雑でした。
いったん休憩に入り、よたよた歩いていたイブがしっかり歩けるようになったところで再開。
繋いでいたリードが首に食い込んで、首が絞まった可能性もあるので、今度はノーリード、口も縛らず、私がイブの顔を押さえる役をしました。
飼い主が押さえていれば、イブも噛みつかないだろうと、ブリーダーさんが言ってくれたからです。
また、ケディー君が頑張り、交配成功。今回は30分くらいお尻をくっつけた状態でした。
イブの異変に気づいてくれたブリーダーさんに本当に感謝しています。あのまま気づいてくれなかったら....
帰りの車の中では、疲れたのか、イブはぐっすり眠っていました。



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